Q 家を建てたいけど、やっぱりハウスメーカーがいいのかな?
Q 自分の希望の土地があって、更地になっているんだけど…建てれます?
A その土地の状況を調べさせて頂き、建築可能か調べさせて頂いた上でご返答いたします。
Q 土地から探しているんですけど…?
A ご安心ください、大抵の建築店様は不動産屋様とある程度の繋がりがありますのでお客様のご希望に出来る限りお答えできると思います。
Q 家を建ててもらう時のライフラインの交渉って建築店でやってくれるんですか?
A お施主様に指定の業者様がいない限りは各建築店で手配させて頂きております。
Q 家を建てるのにどのくらいの期間がかかるんですか?
A 早いところならば二ヵ月と半月で出来るところもありますが、大体3ヶ月前後で完成します。
Q 建築店さんで家の保険はアドバイスしてくれるんですか?
A はい、各工務店様でも付き合いのある保険屋さん等ありますので、出来る限りお施主様にご負担のならないような方法を探させて頂きます。当社は火災保険の代理店を兼ねていますので、お客様に合った保険をご提案します。
Q モデルハウスみたいな展示場ではなくて、建築中の現場も見せてくれませんか?
A どうぞ、納得のいく限りご覧ください。
Q 良く安い金額で建つって言ってますけど、材料費を削ってませんか?
A 当社の場合なら、そんなことはありません。各協力業者様にも仕入れ方の努力を行って頂いた結果、このような金額で御提案させて頂いております。
Q 【投稿者】M さん(主 婦・36歳)
面白く読ませていただきました。
築1年半の建売一戸建てに住んでいます。お風呂のことなんですが、浴室が寒く湯船のお湯がすぐに冷めてしまいます。以前は集合住宅に住んでいたので(結露するものの)快適でした。冬はシャンプーを最後にしないと冷えて頭痛が起こり。湯船につかるとお尻の下が冷たい冷たい。おなじみのユニットバスなのですが湯船の下には何か施工できるのでしょうか。お風呂エアコンは最後の切り札にとって置いて、なにか他に方法はあるでしょうか?
A
以前に住んでいた集合住宅と、現在の居住している建物の断熱仕様に相違があるものと思われます。バスユニットの場合、その下に空間が有りますので下に潜りこんで断熱材を取り付ける事も、状況が許せば可能です。外壁側も上から断熱材を充填出来るかどうかです。
無理のようでしたら、多少、外壁を剥しても完全に断熱充填を施した方が賢明です。断熱材がシッカリ充填されていますと、お湯の温かさで浴室内が温まり機械的な熱負荷の必要が無くなります。一部の障害物を取り外して、ウレタンの現場発泡などの対応が出来れば、完全断熱も可能です。暖房器具に費用をかけるとランニングコストもかかりますので、現場の状況にもよりますが、完全断熱をお薦めしたいと思います。
Q 新築で大量の蟻出現
【投稿者】Mさん(自営業・35歳)
【質問】
昨年秋に新築しましたが、数日前より大量の蟻(黒い蟻)が出始めて困っております。自営業で店舗なのですが、床から壁まで大量の蟻でとても非衛生的で困っていますし、何よりお客さんにご迷惑をお掛けします。小さいお子さん連れの方などは特に気持ち悪がりますし、心配します。
このことを設計士事務所に伝えたところ、「蟻のことまでは瑕疵に当たるか判断できないのでコメントしようがない」とのこと。施工会社は床下を少し見ただけで「うちの基礎の施工は完璧なので、もし問題があれば建主側で専門会社に駆除を依頼して対処してくれ」とのこと。しかし、来てくれている建築関係にお勤めのお客さんの中には「建てたばかりなのに大変ですね」「どこの施工会社なの?」「新築でこれはあり得ないから、施工会社に言って駆除依頼や隙間のコ-キングを急いでやってもらいなさい」とのお言葉も…。
私共は素人なので、どの意見が正当なものかわからないのですが、あまりにも蟻の出方がひどいので、お客さんとの信頼関係を損なわないため、とりあえず急遽、施工会社に駆除の専門業者を依頼し、駆除作業をしてもらいました。しかし、施工会社は駆除作業を見届けることなく、費用もそちらで負担してくださいと、さっさと帰って行きました。
施工会社との間に入ってくれている設計士さんは、「施工会社とはいい信頼関係を築くことが得策ですよ」といいますが、そもそも信頼関係とは、相手の困っていることなどを真剣に考えてくれて、それに真摯に対応してくれて初めて築けるものだと私は思います。起こっている原因も対応策も真剣に考えてくれない相手と、どうやって向き合えばいいのか甚だ疑問です。
このような状況ですが、新築まもなく起こる害虫問題に関する責任の所在に関しまして、さまざまな状況の問題、違いはあると思いますが、社会通念上の考えを第三者的視点で教えていただけましたら幸いです。
【回答】
質問者のお困りの様子がとてもよく理解できます。黒アリの出没は、新築まもない住宅でもよく発生する事象ではあります。
残念ながら、どのような工法で施工されたのかが、この文書では確認できません。したがって、施工者の責任を問えるどうかを断定するのも困難です。
白アリと異なり、黒アリの場合は、特に公な規制などが構築されていないのが実状です。 また、黒アリはあらゆる場所に生息しており、蟻道(ぎどう)部分に住宅をつくったのが要因と思います。黒アリが安住していた生息地に、我々の住宅を新築したのだともいえます。
対策としては、蟻道を辿って蟻の巣を薬剤駆除したり、蟻道を薬剤で遮ることが可能です。内部に入った黒アリも薬剤散布で駆除することができます。白アリと異なり、黒アリは木材などを食い込むような状況に至らないので、表面に見える黒アリを対処駆除を行っていれば、次第に寄り付かなくなります。最近では、黒アリの場合、安価で手軽に駆除できる薬剤も市販されるようになりました。 黒アリの場合は、そのように自前で駆除することも不可能ではありません。
設計士さんが言うように、施工業者とは、竣工後の付き合い永劫に続くような環境が必要です。
事あるごとに、施工屋さんが相談に乗ってくれるのが望ましいのは言うまでもありません。 本件の場合、黒アリ対策について、もう少し親切に対応していただきたっかのでしょう。また、黒アリ侵入を施工責任にされたら困るという、施工者の困惑ぶりもうなずけます。
黒アリ対策は、人や小動物に対する影響度合いを極力少なくした黒アリ処理の薬剤で、わりと簡単に対処できます。したがって、施工者側も、建主側もそんなに大きな出来事として捉えるのでなく、最初の時点で簡単な処置で対応できたと思われます。また、これからでも遅くはありませんし、駆除しても数年で再び出没する場合がありますので、その都度、対処すべきと思います。
Q 床暖房で悩んでいます
【投稿者】Tさん(会社員・39歳)>
【質問】
いつも楽しみに拝見させていただいています。床暖房で悩んでいます。
築27年の在来工法木造住宅に住んでいます。昔の家なので気密性はかなり低いと思います。冬がとにかく寒いため、二重サッシ、1階全室の床暖房を考えています。ただ、床下には断熱材が入っていません(壁には一応グラスウールが入っています)。値段の安い某大手の簡単床暖房(既存の床の上に敷くだけ。断熱材9ミリ、床材3ミリの合計12ミリ)にするか、費用をかけてしっかりと根太の間に断熱材を敷き、本格的な床暖房(100ミリの断熱材、低温床暖房、15 ミリ無垢床)にするか迷ってます。
相談内容は、断熱材も入っていない床の上に簡易床暖房を敷くだけでは床下に熱が逃げ、非常に不経済ではないでしょうか? カタログには9ミリほどの断熱材の中にビニールパイプが通っています。また、断熱材がない状態ですと、床下との間に温度差が出来、床下や既存床に結露が発生するのではないでしょうか?予算の関係で簡単敷くだけ床暖房を考えているのですが、よろしくご回答をお願いします。
【回答】
気密性、断熱性のない家には床暖房は効果があります。しかし、仰せのとおり、床下に断熱材が入っていなければ、相当に不経済な暖房を余儀なくされます。
断熱性能の悪い床に床暖房を行って、床下空間に結露を生じさせることはありません。しかし、床暖房の種類にもよりますが、既存の床材と新設した床暖房の間に、床暖房の継ぎ目などから、居住空間で発生した湿気が冷たい床に凝縮されて、結露に似た現象を起こす場合が見られる場合があります。あまり頻繁ではありませんが、場合によって、その湿気がカビをもたらすなどの事象を発生させます。
できるものなら、床の断熱はしっかり行って床暖房を施工すべきで、経済性や効き目などからも、そのほうがはるかに有利となります。
Q 基礎の湿気対策にプラスティックシートは効果ある?
【投稿者】Kさん(会社員・48歳)>
【質問】
わが家は布基礎ですので、何か湿気対策を講じようと考えていますが、完璧でなくとも簡単で費用の掛からない方法がないものかと考えています。
除湿シートと除湿材の組み合わせを商品化しているところもあるようですが、レジャーシートなどのプラスチックシートを土の上に被せるだけでも効果があるのではないか?と考えています(あるいは、合板など)。これって効果あるでしょうか? それとも逆に悪影響など懸念されることがあるでしょうか?
【回答】
地中からの湿気を抑えるためには、まず、床下地盤面を外部地盤面より確実に高くすることです。乾燥した砂を敷き込むのがベストです。どんなに防湿シートと床下調湿剤を敷いても、床下の地盤面の高さが外部地盤面より低い場合は、効果がありません。レジャーシートや合板の場合は、経年変化で性能劣化いたしますので、ポリフィルムが一番安価で、一番適合しています。ポリフィルムを重ね幅を大きくして、その上からさらに乾燥砂を載せることです。また、床下が常に通気できる状況を確保してください。調湿剤を敷き込むにしても、上記の条件を満たしてこそ、その効果を発揮いたします。
Q 畳の下にカビがあったら…
【投稿者】Kさん(主 婦・30歳)>
【質問】
よろしくお願いします。
築35年経ちますが、家の半分だけ、水まわりと居間とキッチンの増築のリフォ-ムを2年前にいたしました。
今回の相談は、リフォ-ムしていない座敷の畳にカビみたいなものが黒く浮いています。よく見ると畳の中が膨張しているみたいです。憶測ですが、水分を含んで膨らんでいるのかと思います。床下の湿気はとても気になるところです。もし、憶測どおり、畳を上げてみてカビがびっしりあったら、どのように対処したらよいのかアドバイスを恩願いします。
【回答】
生活空間から発生した湿気が、温度の低いところに凝縮(結露状態)され、その部分の含水量が増加します。居間と台所などをリフォームしたとのことですが、そのリフォームの行っていない畳に集中して吸い込まれた状況と思われます。
リフォーム前は生活空間から発生した湿気が、均等に低温部分に凝縮していたものが、リフォームによって畳部分に集中したものと思われます。おそらく、畳の下の板も腐食状態になっていると思われます。
対策としては、畳を冷やさないように断熱材をしっかりと敷設することです。また、リフォーム部分も含め床下が常に乾燥状態になるように、床下地盤面に防水シートを張ったり、床下換気扇、床下換気口を取り付けることが必要です。
Q 家全体がカビ臭い
【投稿者】<Nさん(32歳・)>
【質問】
実家のカビ臭についてご相談します。4年前にコンクリートの一戸建ての中古住宅に引っ越したのですが、引っ越した当初から家全体がカビ臭いのです。特にトイレ、浴室などの水まわりが強く臭います。実家にいる間はそれほど気にならないのですが、自宅に帰ってきて実家から持ってきたものが、カビや下水のような臭いがします。クローゼットに入れていたかばんにカビが生えたこともあり、結露もあります。3ヵ月ほど前から父親が鼻水や咳が止まらないのですが、カビが原因でしょうか? 原因を明らかにして処置したいのですが、どういう業者に頼んだらよいでしょうか?
【回答】
コンクリート住宅は、完全な外断熱にしないかぎり、断熱部分に断点が生じることがあります。特に浴室やトイレなどは、そこで発生した湿気がコンクリートに吸収されて、含水量が増加し、カビを生じさせる場合が多くあります。カビ臭がするということは、カビの胞子が浮遊している証拠でもあります。その胞子が衣類やカバンなどに付いて移動することもあります。
また、お父さんの咳がその要因かどうかはわかりませんが、気管支障害やアトピー性皮膚炎などを引き起こす要因のひとつに、ハウスダストがあるといわれます。このハウスダストのほとんどがカビの胞子によるものです。
本来ですと、断熱をしっかり行い、室内に低温部分をつくらないようにすべきですが、その工事は大変な工事となります。業者選定というより、ご自分で行うべきことがたくさんあり、まず、局所換気量を増やして室内の湿気を除去すべきです。しかし、局所換気で冷気を入れますと、その部分が低温になって、また湿気を吸収する場合もありますので、除湿機と併用して湿気除去を行うべきです。
Q 雨戸と窓枠について
【質問】
私の家は、もう築20年以上になるのですが、老朽化が進んで困っています。特に目立つのが、雨戸の収納の木材で、普通、今はアルミ製の雨戸だけとそのアルミ枠とかなのでしょうが、当時あまりお金をかけずに家を建てたので、木製の枠と収納ボックス?なので、剥がれ落ちるようになってとても見栄えが悪いのです。手の届く1階部分はとりあえずペンキを塗ってそれなりに補修したのですが、2階の私の部屋の雨戸収納がまさにその状態で、窓からでは危険なのです。
家の者は直す気がないようで、私もお金に余裕がないので最小限で済ませたいのですが、リフォーム会社さんに頼むと通常いくらくらいかかるものなのでしょうか? ちなみに老朽化が一番激しいところは、もうペンキを塗れる状態にはありません。いっそ窓枠をアルミフレームのものに換えればこんな手間はかからないので、それも考えてはいるのですが、木枠で固定されているものを簡単なリフォームで換えることはできますでしょうか?また、その際の料金はいくらくらいのものなのでしょうか?
【回答】
現場を見もしないで、この文章だけで「はい、これはいくらですよ」と回答できる人はいないと思います。
築20年になりますと、木製の雨戸や雨戸収納部は劣化が進んで、すでに取り替えの時期に来ております。特に雨戸は、太陽光線の当たる場所が紫外線によって著しく劣化状態となります。ペンキを塗っても、その場しのぎの対処でしかありません。
大きな台風などが来ますと、たいへん危険な状況にあると思われます。ご自分の部屋の雨戸部分を補修したいということですが、雨戸の敷居がことごとく劣化が進んでると思います。その窓(大きさの記入がないので高さ1200ミリ×幅1800ミリと想定して)1ヵ所を、アルミ枠付きで雨戸収納部と雨戸もアルミのセットに取り替えるとすれば、簡単な工事と言えども、当然ながら腐った木材下地の取替えや足場仮設工事が伴いますので、十数万円以上の費用はかかると思います。
雨戸が吹き飛んで窓ガラスが割れますと、大きな台風の場合、そこから風が家の中に入って家そのものが、大きな被害に遭遇する危険性があります。1ヵ所といわず、家族で相談していっせいに傷んだ部分を補修することによって、結果として安価になります。信頼できる工務店さんに窓も含む全体を検証していただくことをおすすめいたします。
Q ベタ基礎でシロアリの進入は大丈夫?
【質問】
木造2階建ての新築2年目ですが、ベタ基礎の床に大量のだんご虫が死んでいるのですが、おそらく設備配管を基礎壁に穴をあけて通したまま、穴埋めをしていないのが原因ではないのかなと思うのですが、シロアリ等の侵入もあるのでしょうか?
【回答】
おそらく床下で死滅していたダンゴ虫は、工事の際に材料と一緒に混入して成虫になり、餌不足で死滅したものと思われます。シロアリの生態からしますと、地中よりコンクリートの亀裂から侵入するといわれています。そのほかに基礎に蟻道をつくり、基礎を上り上って土台に食いつく場合もあります。
確率は低いのですが、コンクリートに穴があいていれば、当然ながら蟻道になる可能性もあります。それよりも、雨水の浸入で床下の湿気が増大することのほうが遙かに心配です。早急にモルタルでしっかり穴を塞ぐべきでしょう。
Q カビだらけの床下。カビが原因で子供が喘息に
【投稿者】Kさん(会社員・31才)
【質問】
はじめまして。
建売住宅を購入し、入居してみると床埋め込みの野菜庫を開けると床下に水が手が届くぐらい、貯まっている状態で、全然水位が下がりませんでした。早速、建設業者を呼んで話しを聞くと、床下にある水中ポンプが壊れていてそれを、交換すれば大丈夫とのこと。初めて、水中ポンプが設置している事をつげられ、契約時には何の説明も聞いていないので、ポンプを撤去して、その代わりに配水管を埋設していきました。
それから半年後、カビくさいので床下をのぞいて見ると、土の表面が湿気って床下の木材も、水滴がついている状態で全然改善されていませんでした。また業者を呼んで話しを聞くと年数が経たないと水は引けないとの事でした。今度は違う業者に見てもらうとカビだらけで、床下の木材が腐ってきていると言われ、地質調査をすると、まれに見る浸透性のない粘土質と言われました。そして、建設業者を呼んで聞くと、「建設当初、地質調査をしないで建てた。」との事あまりのいい加減さと、子供が喘息になり、血液検査ではっきりカビが原因だと言われ、もうどうしょうもなく思い、代替えを要求しています。
代替は、可能でしょうか?それと、対応策があれば教えてください。を伴います。この辺の仕様について、施工者と質問者のコミニケーションが不足していた事が伺えます。
問題は責任の追及を優先して、床下をそのままにしておきますと、間もなく床全体が朽ちる事が確実なことです。対策としては、床下に防水シート(ポリフイルム)を敷き、その上に乾燥した砂を散布して外の地盤面より、床下の方を高くする。床下換気口に電動式の強制換気扇を取り付ける。間仕切りの布基礎を点検し、通気スペースを大きくする等の対策を行って下さい。できるだけ施工した業者に工事を依頼した方が賢明と思います。業者に無料でこの工事をさせる事は出来ないと考えるべきでしょう。むしろ業者の機嫌を損ねない範囲で、施工責任をちらつかせながら、補修施工費を出来るだけ安くさせるように仕向けて下さい。感情的になっては当方の得るものは無いと考えるべきです。
Q 断熱材の必要性について
【投稿者】Tさん(自営業・38歳)
【質問】
昨年、一級建築事務所に頼み新居を建てました。建築中にユニットバス部分に断熱材が入っていないことに気づき、入れるように頼んだのですが「通常入れない」と言われ、結局入れませんでした。
現在、 入居後4ヵ月でひと冬過ごしましたが、やはり風呂場と脱衣所と風呂の上の部屋が寒いように感じます。ユニットバスの天井点検孔からは外壁、脱衣所の天井、上の部屋の床が見えます。また、和室部分の床にも断熱材が入っていません。「畳に断熱性があるので不要」と言うのですが、他の部屋より寒いように感じます。本当に必要ではないのでしょうか? 場所は神奈川県です。
【回答】
ユニットバスであっても、その周辺の外壁部分に断熱材を入れるのが通常です。設計事務所の多くが意匠や構造に詳しいのですが、温熱環境に精通している設計事務所はほとんど存在しません。神奈川県でも断熱材の充填されていない浴室の場合、当然、冬の寒さが気になります。
しかし、バスユニットの天井部分の上部は、かなりの空間があり、人が入れるので点検口から出入りをして後からでも断熱の充填が十分にできると思われます。断熱材を壁の上部から下部に押し込む形になりますが、頑張れば自分でもできないことはありません。しかし、施工業者にお願いして充填していただいても費用は2~3万円程度で済むと思われますので、我慢をせずにその方法で断熱材を充填すべきでしょう。設計事務所に抗議をしてもさまざまな理由をつけて責任を回避されるのがほとんどです。
Q アンカーボルトや金物のナットが締まってない
【投稿者】Sさん(59歳・)
【質問】
建売住宅(1階56平米 2階55平米)を購入しました、小屋裏を見に上がってみると、金物のボルトナットが手で回るほど緩かったのと、雲スジカイ(12×75)1本が割れていたので、直ちに住宅会社に小屋裏の全金物のナット増し締め(2回転位廻った)と、同雲スジカイを取り替えてもらいました。
昨年12月末、東側2軒隣の2階建て木造アパートを解体しました、そのとき自宅が凄く揺れるので気になり、小屋裏と1階床下を点検しましたところ、小屋裏のボルトナットは締まっていましたが、床下出入り口2ヵ所のアンカーボルトのナットが、手で回るほど緩いので締まっていないと、そのときは思いました。
今年1月15日今度はスパナ(21ミリ)を持って点検して回ったところ、アンカボルト21ヵ所、約2回転ナットを締め付けました、ホールダウンアンカーも2ヵ所目視できたのですが、ナットは浮いてしまっていて3回転締め付けました、直ちに住宅販売会社に連絡し、19日、今度は大工さんがアンカーボルト増し締めさらに3ヵ所(大工さんも「手で回るな」といっていました)、基礎パッキンが遊んでいる所6ヵ所、同パッキン間隔が広い所(1メートル50センチ)2ヵ所、パッキン挿入等の手直し、小屋裏スジカイの釘打ち不良箇所の打ち直しをされました。しかし、以上の状態は目視できる所のみで、大引きや根太が邪魔で目視できない所や、1階天井は壁があり全く目視できません。これら金物のナットが締まってないということは、耐震強度に大変な影響があるのではないでしょうか。アドバイスのほどよろしくお願いいたします。
【回答】
構造用木材は人口乾燥木材で含水量が15%程度ですが、通常10%程度まで乾燥いたします。当然、乾燥する際に乾燥収縮いたします。現在は、木材の収縮に合わせて自動的に締め付けされるボールトとナットが使用されるようになりました。それ以前の木造住宅の多くは本件のように、ボールトが手で回るくらいに緩んでいるといえるでしょう。これは決して好ましいことではありません。目視できるところだけでも締め付けを行うべきでしょう。
しかし、構造体は竣工してしまうと、外壁材や内装材などの取り付けによる複合的な効果で剛性が増すようになっております。過去においても、明らかにボールトとナットの緩みによる震災被害は確認されておりませんので、本件においても必要以上に神経質になる必要はないと思われます。なお、小屋裏などの筋交いは乾燥でヒビが生じても強度に影響を与えることはほとんどありません。期間が経って改築工事などを行う際に、隠れている部分のボールトとナットの締め付けを行うと良いでしょう。
Q 基礎が割れてきています
【投稿者】Hさん(会社員・33歳)
【質問】
昨年、土地代が安かったため、注文住宅を購入しました(建築条件付・2×4・布基礎)。しかし引渡し後、すぐに住宅会社が倒産(2×4大手です)。新築なのに保障もない家になってしまいました。建築中にも、いろいろといい加減な建築部分や口を出さなければ利益優先のプラン等???と思うことがたびたびあり、「こりゃやばいな」と思ってはいたんですが…本題です。
住宅の基礎が割れてきています。家の北側に駐車場をつくり、駐車場の抱壁を兼ねた「高基礎」というやつで、高さが160センチぐらいあるのですが。この基礎のちょうど真ん中ぐらいに縦ヒビが入っているのを2ヵ月ほど前に発見しました、まぁ表面の化粧が割れたのかと思い、ほっておいたのですが。昨日、床鳴りの修理に床下へ潜ったところ、基礎の裏側で表と同じ位置にヒビが入ってるのを見つけました。大きさは裏は縦50センチぐらいで幅はほとんどありません。しかし表は幅1ミリで縦1メートルほどに成長しています。これって基礎が割れてきてるんでしょうか? 早めに手は打たないといけないのでしょうか?住宅会社が倒産している以上、責任はどこにも問えずに自己費用での補修になるのでしょうか? 基礎の施工業者には責任追及できないのでしょうか?私事ですが、全額フルローンで購入したため、金銭面での余裕がありません。本当に困っています。
【回答】
文書からだけでは正確に断定できませんが、裏表からのヒビ割れは、構造クラックであると思われます。ヒビが大きくならないうちに、基礎の裏表からヒビの長さより少し長めの100ミリ幅くらいの鋼鉄の平板に、ヒビを挟む位置に穴をあけて、通しボルトで押さえ込む対処法があります。この方法なら、あまり費用もかからずに施工が可能です。
基礎工事を行った業者と建築会社が、どのような契約を行っていたかにもよりますが、多くは下請け業者なので建設会社の指定する仕様で工事を行っており、基礎施工者に責任を負わすのは相当困難と思われます。平成12年4月以降に竣工した住宅には、住宅の価格に関らず、このような構造体に問題が発生した場合、住宅品質確保促進法の法律で施工者に瑕疵担保責任が義務化されております。
しかし、その施工者がこのような事故に遭遇したときに対象となる、何らかの保険に加入していないで破綻した場合、責任者の所在が不明となります。まず、本件が救済できる保険加入の有無を確認すべきでしょう。
状況から察して保険加入は望み薄のようにも思えます。
かと言って、基礎のヒビ割れは放置しておけないので、上記の対処法は費用もさほどかからないので早急に対応すべきと思います。しかし、残念ながら価格を優先するあまり、破綻するような業者と契約した責任と、契約時に保険加入の確認を怠った責任が、本件の当事者にも多少はあると思わなければなりません。
Q 建売住宅のついて疑問点
【投稿者】Kさん
【質問】
勧誘を受けました建売住宅について、いくつか疑問点を感じていますので、相談いたします。
疑問点1
基礎に根伐りがない。
この建売住宅は、べた基礎です。鋼管パイル(直径15センチ程度)で地盤補強の後、根伐りをせずに地表面に採石を敷き、その上に基礎を築きました。根伐りは必要ないのでしょうか。
疑問点2
基礎打設時のコンクリート型枠の使い回し。
裏面を角材で補強したベニヤ板がコンクリートの型枠として使われており、そのベニヤ板には、コンクリートが付着していて、使い回していることが見取れました。また、ベニヤ板は、表面加工された型枠用のものと、普通のものが混在していました。表面加工していないベニヤ板を型枠として使い回してよいのでしょうか。
疑問点3
遠方の生コン会社のコンクリートを使った。
建築現場は茨城県南部なのですが、基礎を打設する際、遠方の茨城県外の生コン会社のミキサー車がコンクリートを運んで来ました。この現場以外では、この生コン会社のミキサー車は見たことがありません。この現場以外では、たとえ外構工事でも隣町の生コン会社のミキサー車が来ます。長時間掛けて運んだコンクリートを使っても大丈夫なのでしょうか。
疑問点4
耐力壁が出来る前に瓦を載せた。
その建売住宅は、柱と柱の間に構造用MDFを張って耐力壁とする仕様です。建て方作業の後、2階の一部にのみMDFを張っただけで、その他の部分は仮筋交いのままなのに、屋根に瓦を載せました。仮筋交いのままなのに、重い瓦を載せても大丈夫なのでしょうか。
以上4点、ご意見をお聞かせいただければ、幸いです。
【回答】
項目ごとに回答いたします。
1.根掘りの深さは寒冷地では地表が凍って凍結浮上するため、地域ごとに根堀深さが指定されておりますが、茨城県南部の場合、凍結深度指定がありません。また、パイルの上に基礎を載せる構法もありますので問題はないと思われます。
2.型枠は通常でも使い回しをしており、10回くらいも使用される場合もあります。コーティングされていない型枠を使用する場合、モルタルで仕上げるときに密着力が向上するので意識的に使用しているのだと思われます。
3.コンクリートの搬送時間は短いに越したことはありませんが、生コン会社もその限界を知っていると思われます。というのも、この基礎施工に問題が起きたときは瑕疵担保責任の法律で、関係者の責任が問われるからです。
4.瓦の垂直過重は、柱と梁で受けることになります。耐力壁を取り付ける前に瓦を載せた場合、その間に地震などの水平過重を受けなければ大きな問題にはなりません。
Q クロスにヒビが入ってきました!
【投稿者】Sさん(会社員・34歳)
【質問】
今年で築4年半になる木造住宅なのですが、壁面は石膏ボードが張られており、その上にクロスが張られています。現在、2階の2部屋と階段の壁面のクロスにヒビ割れが出ています。
そこで、担当業者と工務店に見てもらったところ、石膏ボードの継目に隙間があいてきたため、その継目に沿ってクロスが破れています。時間が経つと石膏ボードの継目に隙間があいてきたりするもので、どこの家でも起こっていることです。修繕は、クロスを剥がしてボ-ドの隙間をボンドなどで埋めることなります、ということでした。担当業者からは、クロスの保証期間は1年のため張り替えとなると実費負担になりますが、どうされますかと言われました。その場は、考えますと言って一旦終わらせましたが、クロスが破れたのはボ-ドの隙間があき過ぎたことによるものであり、実費負担にはいまいち納得がいきません。また、クロスも日々デザインが変わるため、今と同じものがないかもしれないとも言われました。
今後どのような対応をとったらいいのかアドバイスいただきたく、お願いいたします。
【回答】
よくある質問です。契約時あるいは竣工時に建主さんによく説明していなかったことが大きな要因です。木造の家は新築して数年で、木材の乾燥や狂いが必ず生ずるものです。また石膏ボードも収縮します。これは木造住宅の宿命的なものなのです。施工者は契約する際にこのことの説明をしっかりと行う必要があります。確かに、なぜなのかわかりませんが、クロスは1年ごとにデザインが変更になり、張り替えのときは結局、全面張り替えを余儀なくされます。これには施工者側も迷惑しているのが実情です。
いずれにしても、施工者と十分に話し合って、少しでも張り替えの費用を安価にしていただくように、感情的にならず、冷静に交渉すべきでしょう。
Q カビ発生!業者の責任を追及できない?
【投稿者】Kさん(会社員・45歳)
【質問】
今年の4月に木造在来工法による2階建ての戸建てを新築したのですが、先日、北側和室の畳表面にカビが発生。畳を上げてみると、床板合板同士の隙間に一直線に青カビが生えていました。建築業者に連絡したら「うちの責任の範囲外なので床下の換気扇販売の業者を向かわせます」と言われました。
私達はカビが発生しないようにと新築当時から昼間は窓を開けたり、夜は24時間換気扇を回したりと、換気には随分気を使ってきたのにカビが発生。これは建築業者さんの言うようにカビに関しては業者さんの責任は追及できないのでしょうか?
【回答】
結論から申し上げて、本件は完全に施工業者(施工工務店)の責任と思われます。文章から判断して床下の乾燥状態が確保されていないことが要因と考えられます。4月の竣工ということですが、工事中に雨水や木材、建材などの水分が家全体に停滞していることを「工事水」と言いますが、水を抱えたまま梅雨時期を向えたことも要因のひとつと考えられます。また、床下は常に乾燥状態になるように、設計施工するのが基本です。そのため、施工業者は床下換気扇を取り付けたものと思われます。しかし、その床下換気扇が充分に機能を果たしていないか、換気扇が機能を果たすような床下構造になっていないことが最大の要因と思われます。当然、床下換気扇を取り付けた床下換気扇業者を向わせて、その要因を点検させることも対応のひとつです。しかし、床下換気扇が機能を果たすように管理監督する責任は施工工務店にあります。
総合的に正確な要因を突き止めて、カビの発生が生じないようにする責任は施工工務店にありますので、施工業者に充分な対応を行なうよう、要求すべきでしょう。
Q 不良ガラスの交換費用について
【投稿者】Mさん(会社員・40歳)
【質問】
築5年の鉄筋コンクリート住宅です。昨年の冬から浴室のFixのペアガラス内部に結露が発生しはじめました。
設計・施工業者に対応を依頼したところ、施工したペアガラスが不良であったのであろうことは認めたものの、すでに納入した下請けのガラス屋がつぶれてしまったために、不良ガラスの納品に対して責任が追及できないので自費で交換となるとの連絡を受けました。確かに、納入業者が倒産してしまったのはわかりますが、その業者を選定したのは設計・施工業者ですので、100%を施主が負担してガラスを交換するのは納得がいきません。
このような場合、施主としてガラスの交換に対する費用を負担すべきでしょうか。もしくは、設計・施工業者が負担すべきなのでしょうか。または、負担割合を協議すべきなのでしょうか。アドバイスをお願いします。
【回答】
大手ガラスメーカーが製造したペアーガラスにおいては、おおむね5年くらい、無償でメンテナンスを行う場合があります。しかし、価格を下げるために大手メーカーからガラスを購入し、ペアガラスにアッセンブルして販売している場合もあります。その会社が破綻したときに責任の行き場がなくなる場合があります。本件がどのケースなのか判別できませんが、おおせのとおり設計施工を行った会社が対応すべき案件です。しかし、通常の約定などにペアガラスの内部漏水に関する記述などないし、施工者側に対しては、道義的な施工責任の範囲でしか要求できないと思われます。本件のようなケースは、その施工者がガラス販売者と取り交わしている約束事などで対応が異なることが多いのです。
全部、建主が負担するような大変に不本意なケースもあります。また、全額、施工者が負担するような全く逆なケースもあり、断定的に申し上げられないのが実状といえるでしょう。いずれにせよ、浴室のFIX一枚のガラス価格(大きさにもよりますが3万円前後)は知れたものです。施工者と折半するつもりで解決法を詰めてください。光明が見えると思われます。
Q 見積書がない家
【投稿者】Sさん(主婦)
【質問】
家を建てることになり、母がK不動産会社さんで月極め駐車場を借りていて何気なくいい土地ありませんか?と聞いたら、すぐに私たちのアパートに資料を持ってこられ、1980万で土地と建物のセットプランでの購入を進められました。貯金が無くての購入でしたので、お安いと思い購入することに決めました。売買契約・請負契約も終わり後は着工を待つだけの段階で土地を売れないといわれ、違う土地を進められたのですが、前より土地自体の価格が高いので、後150万負担していただかないといけないといわれ、建てるつもり満々でいた私たちはそちらで建てることにしました。家の広さ32坪2160万です(土地の価格700万家の価格1460万)。諸費用は別です。家の形はセットなので変えられないが中のレイアウトは考えていいといわれました。屋根は瓦で壁はサイディング、ガラスは1層で、1階は無垢で2階は合板トイレは1つです。初めトイレは2つだったのですが、1つにしていただいて価格は安くならないと聞いたのですが、1つも2つも変わらないと言われ、ガスコンロの種類をグレードアップしていただいただけです。屋根をスレートから瓦にして、オール電化に変えたり、別途費用(最終別途費用は160万)として加算されていきました。オール電化の電気温水器も丸型の仕様も何もないものです。途中で担当者の方が会社を辞められて違う方に変わって引継ぎがうまくいっていなく、私たちとの言った言わないの問題があったりしましたが、何とか出来上がり引渡しが終わり、今現在、住んでいます。
請負契約のときに標準仕様のキッチン、トイレ、お風呂、洗面など説明を受け、先に契約を勧められ、いろいろ仕様を変え、たぶんは別途見積もりとされました。どういう工事にいくら掛かるとかの説明は一切無く契約しました。契約時には私の中ではあれをこうしたいなどのことで頭がいっぱいで、見積書のことは気が付いていませんでした。見積書も頂いていないのですが、その時の担当の方が、建てた後に戻ってくる市からの浄化槽の補助金は返していただくことになりますのでといわれ、他の方にもそうして頂いていますとの説明を受けました。請負契約書には補助金は返還すると記載されています。でも今考えると、見積書もないのにおかしいことではないのでしょうか?
私の家の隣に今Kで家を建てている方がいて、その方は建築条件が無いので、どこで建てるか悩んだと言われ、私はその時初めて私の土地も建築条件が無いことを知りました。土地が変わった時、Kの方は一言もその事を言われなかったのです。お隣は47坪で、地盤に杭を打ったりもされてペアガラス1階は無垢箱型の電気温水器で2200万ほどだそうです。見積書ももらわれていて、その中に浄化槽も入っているそうですので、補助金は返金しなくて言いそうです。私も見積書を探してみましたが、頂いていないのでありませんでした。Kさんに問い合わせてみたのですが、見積書を2時間探したのですが見つからないといわれ、担当者が辞めていないのでわからないと言われるばかりです。担当者と契約したわけではなく会社と契約しているのですからと思ってしまいます。引き継ぎで担当していただいたのがKの社長の息子さんなのですが、いまさらそんなの調べてどうするんですか?といわれこちらも後から見積書ととか言われても困るといわれました。はじめセットプランから入っているので仕方が無いといわれました。
同じ会社で建てているのに違いがあり納得いきません。セットプランでも見積もり無くては家は立たないのではないでしょうか?私たちが支払った金額で浄化槽も設置できていたかもしれないのに、補助金を返す気になれません。土地が変わった時、土地だけを買うこともできる説明を聞いていないことにも納得いきません。後、お隣は地盤に杭を打たれたすぐ隣のうちは何もしていないのですが大丈夫なのでしょうか?よろしくお願い致します。
【回答】
規格住宅、或いはパッケージ住宅などと言われておりますが、図面や仕様書が既に出来上がっており、施工も同じサイズなのでスケールメリットが生じます。低価格で販売する住宅は、このような規格住宅が殆どなのです。一般の手法で家づくりを行う場合は、建主さんと協議しながら設計を組み上げて出来上がった図面に沿って見積もりを行います。規格住宅はあらかじめそのような手間のかかるものが出来上がっているため、極端に費用を削減出来るのです。しかし、仕様変更や間取り変更を行う時は通常より多くの負担を強いられることになります。
本件の質問者は一般的な注文住宅をイメージしていたのだと思われますが、価格から判断して規格住宅だったのだと思われます。規格が自分のイメージとフィットすれば規格住宅は、高品質な家をとても安価に建てることが出来ます。しかし、様々な自分なりの希望があるのであれば、本件のようなトラブルも起き易くなります。
そもそも、規格住宅と一般の注文住宅では価格体系が大きく異なるものです。
本件における浄化槽の補助金についてですが、契約書に返還事項が記入されいると言うことです。その契約書に通常、図面、仕様書、見積書が添付するように記入されているはずです。にも関わらずそれが存在しないと言うことは、双方の確認責任と言うことになります。契約書に最初から見積書の添付事項の記入が無い場合、相手に有利とならざるを得ません。
いずれにしても言った言わないの感情論は何の利益にもなりません。契約書を確認し、感情的にならず工務店と冷静に協議しながら解決を図ることが賢明です。
杭打ちでの地盤補強ですが、竣工して10年間、地盤沈下など家が傾くなどの問題が発生した場合は、瑕疵担保責任と言う法律で施工者の責任が義務付けられています。10年間、大丈夫であればその後に問題を起す事はほぼ無いと思われます。
Q 住宅性能保証制度の悪用?
【投稿者】Oさん(会社員・27歳)
【質問】
現在、建売一戸建て住宅の購入を考えています。
売主が作成しているチラシに、「住宅性能保証制度登録店」として(財)住宅保証機構のマークが掲載されていました。
しかし、そのチラシに書かれている事業主は、(財)住宅保証機構の会員業者ではないことがわかりました。仲介業者に質問したところ、下請業者が登録しているのかもしれないということで、事業主にも問い合わせをしてもらいましたが、事業主からは調査するということで回答を保留されています。
チラシにマークも掲載されていますし、下請業者が登録しているのかどうか、すぐに回答できない、というのも疑問なのですが、こういった偽装の事例はあるのでしょうか。
その事業主からは、(財)住宅保証機構の保証と同様の保証を行うことを契約に盛り込みます、ともいわれています。
しかし、10年保証はもともと法律で義務づけられているものですし、この契約では(財)住宅保証機構に登録するメリットである、施工店が倒産しても保証する、という点や第三者のチェックという点がカバーされないと思うのですが…。
【回答】
質問文章だけの判断では非常に危うい業者であるように思えます。(財)住宅保証機構は公的な補償機関なので、財務内容や企業規模など、一定の基準を満たさない業者を登録いたしません。まして、下請けが登録しているかもしれないとなどいう言い訳は不安を倍増させます。
ここでいう10年保証とは「雨漏りと構造体に対して、竣工までの期間に竣工後に問題を起す要因があった場合」に限り、竣工より10年間、施工者の瑕疵担保責任が義務化されていることを言っているのだと思われます。
(財)住宅保証機構の性能保証とは、法律で義務づけされている瑕疵担保責任(雨漏りと構造体の瑕疵)に対し、竣工から10年間にわたり、業者が倒産した場合でも(財)住宅保証機構が保証するというものです。業者が倒産などのために対応ができなくなるようなことがなければ、保証以前の問題で、施工業者は法的にその責任を全うしなければなりません。もともと法律で義務化されている内容を「(財)住宅保証機構の保証と同様の保証を行うことを契約に盛り込みます」という話も説明がつきません。
いずれにしてもチラシが完全に虚偽の内容になっているようなので、十分に調査してから購入の是非を決定をすべきでしょう。